AF微調整

最近のペンタックスのカメラにはエントリー機でさえ付いているAF微調整機能ですが
ぱぱがカメラの機能の中でもっとも使えるのではなかろうかと思っています

PENTAX K-5 II s + DA★300mmF4ED[IF]SDM [300mm 1/350 F4 ISO1600 ]
アオジ

カメラは個体差や相性により全てのレンズをジャスピンにするのは不可能ですから
このAF微調整機能は非常に重宝して使っております



ピントチェック

使い方は一度理解してしまえば簡単
まず精度の良いレンズを装着します、ぱぱの持ち物だとFA77㎜かな

次に治具を作ります
適当なターゲットを作り、方眼紙などの上に置けば完成
ターゲットは小さいと周りの情報を拾ってしまうので10センチ程度あると良いです
ぱぱはサクマドロップスの缶に紙を張り付けて線を引きました(中身は美味しく頂きました)
方眼紙は何でもOKでターゲットを置くところに十字線を入れておくと便利
あとはコレを適当な台に乗せ正面から撮るだけ、たったこれだけです
予算的には200円以内で出来て子供もぱぱもハッピーになれます♪

PENTAX K-5 II s + FA77mmF1.8 Limited [77mm 1/30 F2 ISO160 ]
AF微調整
実際に撮ってみるとこんな感じに写ります
撮影距離は焦点距離×20~30位が良いです
例えばDA55㎜なら1.5メートル位離せばOK

AF微調整
撮ったら拡大してまずターゲットがボケていないかをチェックします
とりあえずターゲットがボケていなければ被写界深度内という事です

次にピントを追い込みたい場合は方眼紙のメモリをチェックします
被写界深度は前1:後2なのでメモリを見ながらAF微調整の値を変えていきます

AF微調整画面
AF微調整は前ピンだったら-側、後ピンだったら+側に値をずらします
コツは1づつずらすより一気にずらした方が分かりやすいです
例えば前ピンなら-10にして後ピンになれば-5まで戻してみたりで
最終的には-4でジャスピンになればOKみたいな感じです
困るのは-4と-3の間とかになった場合は迷います
どちらにするかは本人次第ですが被写界深度は前1:後2ですから
確率的には前ピンにしておいた方が救われる事が多いです
ちなみに一律と個別というのが有りますが通常のAFレンズは個別の方で調整します
一律はFAFアダプターやMFレンズなどの調整に使うと便利です

調整の目安ですが基準のレンズで大体±5以上だったらカメラを修理(AF調整)に出した方が良いでしょうね
他のレンズを使った場合も同じで基準レンズの値から±5以上だったら要調整と思ってください

余談ですが季節によってもAFって変わるんですよ
夏と冬では調整値が微妙に変わりますのでAFが微妙に合わなくなったからといって焦らないで下さいねw

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
ぱぱのカメラの調整値です
K-5Ⅱs未点検 K-5 未点検 K20D 点検済
DA12-24㎜ +4 後ピンすぎて範囲外 +7
FA31㎜ +2 +9 +1
DA55㎜ +2 +10 +4
FA77㎜ ±0 +10 ±0
DFA100㎜ -1 +9 ±0
FA135㎜ +6 後ピンすぎて範囲外 -3
DA300㎜ -5 +6 +2
表にするとカメラ・レンズによって個体差や相性があるのが良くわかります
FA135㎜なんてK20Dで前ピンだったのにK-5Ⅱsで後ピンになってますねw
この個体差や相性を無くすためにAF微調整が重要な機能になってくる訳です

K-5Ⅱsはまずまずですね
買った時にDA300㎜で調整すると-5だったため前ピンで調整が必要か、っと思いましたが
他のレンズではターゲットの線を縦横に変えると調整値が変わってしまい
何が何だかようわからん状態w
ひょっとしてF2.8センサーが悪さしていたのかな?
2度のファームアップでその辺のところも直ったんでしょうかね?

K-5に関しては後ピン過ぎw
DA12-24㎜とFA135㎜は調整範囲を超えましたw
普段FA31㎜、FA77㎜、DA300㎜くらいしか使いませんので困らなかったけど
こうしてチェックしてみると笑えますw
暇が出来たら調整に出しましょうかね
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